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屋根裏部屋のメリットおよび注意点とは

   

屋根裏部屋といえば薄暗く、また夏はかなりの高温度になるイメージですが、近年では建物の高気密高断熱化に伴い、屋根裏部屋をさまざまな形で有効活用するケースが数多くあります。

屋根裏部屋は「天井高が1.4mであり、階下の面積の2分の1以下の面積で、原則として椅子などが固定されていない」ことが定義となっています。

これをうまく活用し、物置などに有効活用するケースや書斎・ちょっとした子供部屋としても活用することもあります。

今回は屋根裏部屋のメリット・デメリットや注意点などをお伝えしていきます。


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屋根裏部屋の用途とは

もともと屋根裏は空気の層を作ることで、居室まで屋根の温度を伝えないことが目的でしたが、最近では建物の高気密・高断熱化が進み屋根裏部屋で過ごすことも可能です。

近年では屋根裏部屋を書斎や子供部屋に有効活用するケースも多く見られます。

普段は利用しないスペースのため、めったに使わない季節物を置くなド物置としての利用も考えられるでしょう。

屋根裏部屋のメリットとは?

それでは、屋根裏部屋にはどのようなメリットがあるのでしょうか?

屋根裏部屋のメリット1:収納スペースが増える

お家の中で生活していくにあたり、収納スペースをどのくらい確保するかは重要なポイントとなります。

とはいえ、収納スペースを大きく確保してしまうとそれだけ居室が小さくなることを意味します。

そこで、余っている屋根裏部屋を収納スペースとして利用することが考えられます。

屋根裏部屋は持ち上げるのに手間がかかりますが、大きなスペースを確保することも可能なので有効活用したいところです。

屋根裏部屋のメリット2:子ども部屋として使える

屋根裏部屋と聞くだけで、秘密基地みたいな感覚で子どもは屋根裏部屋を好むものです。

また、屋根裏部屋は、原則として高さ1.4m以下にしかできないため、大人だと窮屈なのですが小さいお子さまにとってはちょうどよい高さです。

屋根裏部屋のメリット2:書斎として使える

マイホームに書斎を構えるのに憧れている方も多いのではないでしょうか。

しかし、実際には書斎を設けると寝室や収納スペースが小さくなるため、泣く泣く諦めてしまうケースがよく見られます。

そこで活用したいのが屋根裏部屋です。

屋根裏部屋を書斎にすれば、1人きりのスペースでゆっくりと本を読んだり、仕事に取り組んだりすることができます。

屋根裏部屋のデメリットとは?

次に屋根裏部屋を作る際のデメリットをお伝えします。

屋根裏部屋のデメリット1:コストがかかる

余ったスペースを使うとはいえ、屋根裏を部屋として使うには、壁や床などの施工が必要になります。

また、屋根裏部屋にあがるためのはしごや階段を設置するのにも費用がかかるでしょう。

屋根裏部屋のデメリット2:収納が面倒

屋根裏部屋を収納として使う場合、どうやって屋根裏部屋に荷物を持っていくか考えなければなりません。

はしごで上るタイプの屋根裏部屋だと、大きな荷物を持ち運ぶのが大変ですし、そもそも出入口が小さくて荷物が入らないこともあります。

一番よいのは階段を設置することです。

階段を設置すれば、屋根裏部屋を普通のお部屋と同じ感覚で利用できます。

ただし、階段を設置するだけのスペースが必要なことと設置するのにコストがかかる点に注意が必要です。

屋根裏部屋のデメリット3:暑くなりやすい

高断熱化が進んだ住宅とはいっても、屋根との距離が近い屋根裏部屋は他の部屋と比べて暑くなりやすい場所です。

書斎や子ども部屋として使う場合には、屋根に断熱材を敷く屋根断熱などの施工をするとともに、エアコンを設置して熱中症にならないようにしましょう。

屋根裏部屋を取り入れる際の注意点とは?

屋根裏部屋を取り入れる際の注意点にはどのようなことがあるのでしょうか?

屋根裏部屋の定義を超えないようにしよう

屋根裏部屋を取り入れる際注意したいのは広さです。

屋根裏部屋の定義である

「天井高が1.4mであり、階下の面積の2分の1以下の面積で、原則として椅子などが固定されていない」

が守られていない場合、床面積として加算され、固定資産税が高くなってしまいます。

床面積に加算されないためにも、上記規定の範囲内で広さなどをイメージし、取り入れるようにしましょう。

自治体によって取扱いが異なる

屋根裏部屋に関しては、自治体によってはしごや階段の取り付けなど取り扱いが異なることもあるので、計画を立てる前に確認しておいたほうがよいでしょう。

その地域ですでにリノベーションの実績のある業者に相談すれば教えてくれるはずです。

まとめ

屋根裏部屋はお家の余った部分を活用して書斎や子ども部屋、収納部屋にするなどさまざまな用途として使うことができます。

ただし、屋根裏部屋の定義を超えてしまうと床面積に加算されてしまい、固定資産税が高くなることや、はしごだと登り下りが大変なこと、屋根に近いため暑くなりやすいことなどに十分気を付けて導入を考える必要があります。

リノベーションの際にはここでご紹介しているデメリットや注意点に留意した上で導入を検討するとよいでしょう。

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