ガレージハウスのメリットおよび注意点とは
趣味の車やバイクを家の内部(ガレージ)に置けるガレージハウスをご存知ですか?
ガレージハウスは住宅の1階部分を車庫(ガレージ)にしたタイプのお家のことです。
車やバイクのメンテナンスを自宅の中で行えて、また雨の日でも濡れることなく自宅に入ることができる利便性の高さもあります。
一方で、施工費が高額であることや、ガレージハウスの導入で1階部分の間取りに制約が生じてしまうなどのデメリットが生じます。
ガレージハウスの導入は、これらデメリットをしっかり理解した上で行う必要があります。
本記事では、ガレージハウスについてのメリット・デメリット、注意点についてお伝えします。
ガレージハウスの用途とは
ガレージハウスは住宅の1階部分を車庫(ガレージ)にしたお家のことで、車好きの方は一度は夢見たことがあるのではないでしょうか。
ガレージが家の中にあることから雨・風にさらされることがなく車を保管することができます。
愛車をいつまでも美しい状態で長持ちできるのは、ガレージハウス最大のメリットだと言えるでしょう。
なお、ガレージハウスの用途には、車を入れる以外にも週末にはガレージでホームパーティを開いたり、卓球台を置いて卓球を楽しんだりすることもできます。
何かと便利なガレージハウスですが、メリットも多い一方でデメリットも存在します。
ガレージハウスのメリット・デメリット比較
ガレージハウスにはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
ガレージハウスのメリット1:高い防犯性
車を家の中に入れるため、車へのいたずらや、場合によっては窃盗などを防ぐことができます。
外に車を置いていると、通りがかりの子どもにいたずらされたり、たとえ故意でなくとも子どもが投げたボールがあたったりすることがあります。
ガレージハウスは家の中に車を保管できるため、こうした心配をする必要がなくなります。
ガレージハウスのメリット2:節約効果もある?
特に狭小地にお家を建てるような場合、敷地内に駐車場を確保できなければ、よそで月極駐車場などを確保しなければならないでしょう。
狭小地でないと土地の確保ができないようなエリアであれば、駐車場料金も高額になる可能性があります。
一方、ガレージハウスであれば、家の中に駐車スペースを確保できるため狭小地でも別途駐車場代を支払わなければならないといったことがありません。
また、ガレージの面積が建物全体の延床面積の5分の1以下であれば、ガレージの部分の固定資産税を計算外とすることもできます。
ガレージハウスのデメリット1:施工費用が高額
ガレージハウスはさまざまなメリットがありますが、高額であるが故にガレージハウスの導入を諦める方が少なくありません。
車を出し入れするためには一定以上の広さの間口を取る必要があります。
そのためには木造では十分は広さを取りづらく、補強や鉄骨やコンクリートへの変更で高額となるのです。
ガレージハウスのデメリット2:居住スペースが削られる
ガレージハウスは、家の中にガレージを入れるため、その分居住スペースが削られることになります。
念願のガレージを手に入れたのに肝心の住み心地が悪くなってしまってはもったいないです。
ガレージ以外の残されたスペースでどのような間取りの組み合わせにするのかよく考える必要があります。
特に狭小地などでガレージハウスを導入する際は3階建てなど縦に階層を積み上げることが多くなりますが、3階建てにすることによるコストアップにも注意が必要です。
ガレージハウスを設置・導入する際の注意点
ガレージハウスを導入する際には、どのような点に注意するとよいのでしょうか?
どのような車を購入するかによって、ガレージの大きさが決まる。
子どもがまだ小さいころはファミリーカーに、子どもが独立してからはセダンタイプの車に乗るなどライフステージによって乗る車は変わっていきます。
小さくなる分にはまだ構いませんが、施行段階より後に家族が増えてしまったようなケースでは希望の車がガレージに入らないことも考えられます。
初めからガレージスペースを広く取れればよいのですが、広くすればそれだけ居住スペースは小さくなりますし、コストも高くなってしまいます。
今後どのようなライフスタイルになるのか計画して、ガレージハウスの設計をする必要があるでしょう。
まとめ
ガレージハウスについてお伝えしてきましたが、車が好きな方にとっては魅力的に感じるのではないでしょうか。
また、車を入れるだけでなく、ホームパーティなど別用途にも使え、都市部では駐車料金が年間で20~30万円になる中、駐車場料金をカットできるといったメリットもあります。
一方で、費用が高額になる点や居住スペースが狭くなってしまうデメリットにはよく注意しておく必要があります。
満足度の高いガレージハウスを実現するには、設計段階からコスト面やライフスタイル面を熟慮した設計が重要となります。
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