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【内装設計時に】ペットと暮らす際に、内装設計で気をつけるべきポイントとは

   

動物と触れ合う時間は、日常生活に安らぎやぬくもりを与えてくれます。

しかし、ペットは人間と違って汚さないよう気を付けたり、走り回るのをガマンしたりはできません。

新しい住宅を汚されたり傷つけられたりすると、たとえかわいいペットが相手でもストレスを感じてしまうはず。

ペットのほうも、叱られてばかりでは嫌になってしまいます。

これまではペットと暮らす住宅の工夫というと、汚れや傷を防ぐ建材などを用いることにとどまっていました。

もちろんそれも大事なことですが、それだけでは快適な住まいにはなりません。

そのため「しつけ」に頼らざるを得ない面があり、それが上手にできない家庭では、ストレスを抱えながらペットと暮らしてきたのです。

住宅購入をきっかけに、ペットを手放す家庭もあります。

しかし、住まいの設計段階から動物の本能に寄り添った注意をしておけば、そんな悲しい別れをする必要はありません!

ペットと飼い主の両方が心地よく暮らしていくことが可能になります。

こちらでは、ペットと人が楽しく暮らすための内装設計のポイントをご紹介していきましょう。


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ポイント1:外への飛び出しを防げ!

ペットと暮らすうえで、第一に考えなければならないのはペットの命や健康を守ることです。

室内飼いをする住宅の設計では、玄関とリビングの間にドアを設けましょう。

そうすることで玄関を開けた瞬間の飛び出しを防ぐことができます。

飼い主が帰ってきたことに喜んで飛び出してしまうと、交通事故や迷子で命を落とすような事態にもなりかねません。

玄関スペースをドアで区切ることで、騒音の防止にもなります。

動物は人間よりも耳がよいので、騒音によるストレスを受けやすいということをご存じでしょうか?

緩衝帯となる玄関室があれば、ペットが外の騒音からストレスを受ける心配があまりありません。

鳴き声でご近所に迷惑をかける心配も減り、一石二鳥ですね!

断熱材や二重サッシも音を防ぐうえで効果が期待できます。

また猫は器用な生き物なので、引き戸だと爪をかけて開けてしまう可能性があります。

引き戸はスペースの有効活用に役立つので、その場合はロック付きのドアを検討してみましょう。

OPPO(オッポ)の「Slide Lock(スライドロック)」など、かんたんに設置できるロックグッズも多数販売されています。

都度設置するのが面倒でなければ、そういったものを使っても構いません。

また、開き戸でもペットは開け方を覚える可能性があるので、ドアノブの形にも注意してください。

よくあるタイプのレバーハンドルだと前足がかけやすいので、ペットが開けてしまう可能性ありです。

ハンドルを押し込んで開けるプッシュプルや、丸い形のものならその心配はあまりありません。

この場合も、ロック付きのものを採用しておけば安心です。

ペット自身が移動しやすいよう工夫を

玄関に入らないような工夫と同時に必要なのが、室内でペットが移動しやすいような工夫です。

足元にペット用の出入り口がついた「ペットドア」を採用しておけば、移動のたびに飼い主がドアを開けてやる必要がありません。

あらかじめトイレやケージなどの位置を想定しておき、動線にはできるだけペットドアを設置しておきましょう。

ペット用に少しだけドアを開いた状態にしていると、冷暖房の効率が落ちてしまいます。

ペットドアがあれば、快適な状態を維持できるのでおススメです。

外出時などには出入りを制限することもできるよう、ロックのついたものを選ぶと便利です。

また、通常のフローリングはペットにとって滑りやすいため、腰痛や関節炎の原因となることも。

一部に床タイルを採用する方法もありますが、家全体にタイルを張るのは現実的ではありません。

ペットが家の中を歩き回りやすくするには、やはりフローリングがおススメ。

木製で滑りにくく衝撃を吸収してくれる床材が各社から発売されているので、検討してみましょう。

ポイント2:収納場所を確保せよ!

ペットを飼っているとキャリーバッグやトイレ用品、ケージなど、さまざまなグッズが必要になります。

設計時には、これらのかさばるグッズを上手に収納できるスペースを確保しましょう。

キャリーバッグやお散歩用品は出かける際に使うので、玄関近くに収納を作ります。

グッズはペットの種類によってサイズが違いますので、収納スペースを設計する際は広さを考えておきましょう。

また、ペットは常に床で時間を過ごすことになるので、床はできるだけ広く開けてあげることも必要です。

ペット用品以外のものもしっかりとしまえるよう、収納スペースを多めに確保してください。

実際の広さがそれほどなくても、床にものがない状態だとペットが快適に過ごせます。

家具が増えると部屋がごちゃついて住みにくくなるので、不用なものは定期的に処分することを考えましょう。

もちろん、これは住む人が快適に暮らすためにも大切なことです。

ポイント3:ハウスは快適で落ち着く場所に!

室内飼いといえど、小さなペットには住宅全体を自分の家と認識することができません。

「自分だけの居場所」であるハウスを用意してあげましょう。

ハウスを置く場所の条件は、犬と猫によって違ってきます。

犬の場合

  1. 飼い主がいつもいる場所
  2. 窓から離れた場所
  3. 出入り口から離れた場所
  4. 2方向が壁になっている場所

サークルの場合は視界が広すぎて刺激が多いので、犬がなかなか落ち着きません。

サークルの中にハウスを用意するなどして、視界を遮ってあげてください。

天井や床のついたケージを使うなら、タオルや毛布で覆って薄暗くしてやるという方法もあります。

犬はもともと群れで行動する生き物です。

寂しがり屋で大好きな飼い主のそばにいつもいたいと思っているので、家族が過ごすリビングに設置します。

ただし、出入り口や通路のそばだと人通りが多くてやはり落ち着きません。

人がいつも構ってやると要求吠えの原因ともなるので、部屋の中でも少し奥まった場所にしてください。

窓から近いと気候の変動を受けやすく、暑さや寒さが直撃!

騒音などの影響も受けやすくなります。

ケージの入り口を閉めていると逃げることもできず、体調を崩す原因ともなるので窓から離れた位置にする必要があります。

トイレの場所はサークル内でも構いませんが、寝る場所とはっきりと分けてあげてください。

犬によっては、場所を分けてあげないとストレスを感じることもあります。

きれい好きな犬は、別にトイレスペースを用意してあげてください。

それとは別にプレイスペースも必要です。

犬のサイズによりますが、半畳から2畳程度の空きスペースを確保してあげましょう。

猫の場合

  1. 窓から離れた場所
  2. 出入り口から離れた場所
  3. 高さのあるケージが置ける場所(ケージを使う場合)
  4. 薄暗い場所

出入りが多い場所や窓から近い場所だと落ち着かないのは、猫も犬も一緒です。

さらに、猫はストレス対策として上下運動が欠かせません。

広さは必要ありませんが、複数段のある背の高いケージやキャットタワーを用意することが大切です。

壁面のアクセントにもなる「キャットウォーク」を設置するという方法もありますね。

猫は基本的に室内で自由に動き回りますが、掃除や換気、留守番に備えてケージを併用することもできます。

その場合はケージに常に出入りできる状況にしてあげます。

この方法だと、「夜やお留守番のときに閉じ込められる場所」というマイナスイメージがつきません。

寝床としては薄暗い狭い場所を好みます。

押入れなどの隠れられるスペースが大好きですが、猫ちぐらなどドーム型のハウスを用意してあげれば十分です。

猫は排せつ物の臭いがかなりきついので、トイレと食事スペースはしっかりと分けてあげてください。

消臭効果のある壁材や、風通しがよくなるよう回遊性のある間取りにすることもおススメです。


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番外編:周辺環境にも注意を!

動物と快適に暮らすには家の中だけでなく、周辺環境も大切です。

動物を連れて長距離を移動するのは大変なので、信頼できる病院や運動させやすい公園が近くにある場所を選びましょう。

犬は走る運動が大好きですが、散歩では周囲に人がいるので自由に走り回ることができません。

周辺にドッグランがあれば一番よいのですが、それが無理でも広いスペースで運動できる場所があるかどうか事前に確認してください。

猫はさらに深刻です。公共交通機関はもちろん、ちょっとした距離の車での移動もかなりのストレスになります。

猫に散歩は必要ありませんが、ペットの健康を維持するうえで毎年の予防接種は欠かせません。必ずよい動物病院が近くにあるところを選んでください。

まとめ

ペットと暮らす際の内装設計のポイントをご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

動物の本能を把握し、ちょっとした工夫をするだけで人間にとってもペットにとっても暮らしやすい家が手に入ります。

一戸建てだけでなく、マンションでもペットにとって住みやすい家にすることは十分可能です。

ペットとの幸せな暮らしを目指し、家づくりを楽しみましょう。

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