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リノベーションで、マンションの防音効果をアップさせる方法とは

   

集合住宅であるマンションでは、さまざまな年代や考え方の人が暮らしています。

お互いにマナーを守って暮らさなければ、深刻なトラブルに発展しかねません。

国土交通省による「マンション総合調査(平成25年度)」によると、マンション内で起こった住民トラブルのうち55.9%が「居住者間の行為、マナーをめぐるもの」です。

訴訟にまでいたってしまった件数は、そのうち103件にも上ります。

こうした深刻なトラブルを避けてマンションで気持ちよく暮らしていくためには、もちろんマナーを守って生活することが大切。

それと同時に、リノベーションによる仕様の変更でトラブルを回避する工夫をすれば、より暮らしやすくなるはずです。

生活音は住民トラブルの原因の中でも、特に多い例。

特に小さい子どもがいる家庭や楽器を趣味にしている家庭では、防音効果をアップさせる方法を知っておきましょう。


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リノベーションにおける床の防音対策

リノベーションで床の防音対策をすれば、自宅で足を忍ばせて歩く必要がなくなり、快適性がアップします。

普通に歩いているだけでも、足音が階下に響いてしまう建物は多いものです。

賑やかなショッピングモールや忙しく働いているオフィスなら足音など気になりませんが、くつろいで過ごす自宅ともなると、小さな音も気になってしまいます

特に小さな子どもやペットがいる場合は、歩き方を工夫することもできません。床の防音対策で、階下に気を使わなくてもよい生活を手に入れましょう。

対策1:遮音タイプのフローリング

遮音フローリングは、主にスプーンや食器を床に落とした時のような、軽くて硬い音(軽量床衝撃音)を響きにくくしてくれる建材です。

フローリングを遮音タイプに張り替えることによって、これらの音の響きを軽減できます。

リノベーションで採用する床材は、遮音性能に優れたタイプを選びましょう。

フローリングの遮音性能は、L値という数値で表されます。

L値が小さいほど遮音性能がよいフローリングです。

通常のフローリングは「LL-60」程度。

遮音フローリングは「LL-55」~「LL-45」程度となっています。

勢いよく歩いた時のドスドスという足音などは、重量床衝撃音と呼ばれます。

これらの音の低減に影響するのは、構造に使われているコンクリートの厚み(スラブ厚)や躯体の強さなどです。

騒音を低減したいなら、スラブ厚200mm以上が望ましいとされています。

リノベーションでは残念ながらあまり低減できないので、遮音フローリングを張った場合も、ある程度の注意は必要です。

対策2:二重床への変更

マンションの床には「直床(じかゆか)仕上げ」と「二重床」の2種類があり、リノベーションで防音効果をアップさせるには二重床へ変更する方法があります。

直床仕上げは「スラブ」と呼ばれる構造コンクリートに、フローリングなどの仕上げ材を直接貼る方法です。

二重床は専用の支持ボルトの上に下地材を載せ、その上に構造用合板などの下地材を載せて仕上げ材を貼っています。

二重床の内部の空間は、通常給排水管や配線などのスペースとして活用されます。

配管が自由に組めれば、間取りの自由度が上がることはご想像いただきやすいはずです。

さらに内部に防音材などを入れることで、遮音効果を高める効果も期待できます。

ただし、単に二重床に変更するだけで遮音材を入れない場合、かえって騒音が大きくなることもあるので注意が必要です。

また、「静かになったけど天井が低くて狭苦しい!」という事態を避けるため、工事の前には必要な天井高が確保できるかしっかりと業者に確認しておきましょう。

対策3:フローリングの下に遮音ゴムマット

多くのリノベーション工事ではフローリングを張り替えるので、その下に遮音性のあるゴムマットを敷き詰めるという方法もあります。

この方法なら、どんな構造のマンションでも施工できますね。

防音性能のあるゴムマットは、各メーカーが素材を工夫して開発しています。

遮音フローリングと併用することで、互いの効果をさらに高める効果が期待できます。

厚みがあるものほど高性能です。騒音が気になるのであれば、厚さ3mm以上のタイプを採用しましょう。

二重床の下地としても、遮音ゴムマットはおススメです。


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壁の防音対策は?

騒音は床からだけでなく、壁からも響きます。

リノベーションでは、できるだけ壁の防音対策も併用しましょう。

対策1:ボードを使用しない

リノベーションの壁工事で仕上がりや施工性を重視する場合、石膏ボードを貼るケースがよくあります。

しかし騒音を避けたいなら、ボードを貼らずに直接ビニールクロスを貼りましょう。

コンクリートは完全な平面ではなく多少の不陸(ふりく=凹凸)があります。

ボードを貼ると、その凹凸によってコンクリートとの間にすき間が生じます。

このすき間で騒音が増幅され、防音性や遮音性が低下することがあるのです。

対策2:遮音ゴムマットを貼る

不陸が大きく下地を入れる場合は、遮音性能のあるゴムマットや防音パネルなどを貼りましょう。

その上からクロスを貼れば、見た目にも美しく仕上がります。

まとめ

リノベーションで遮音対策をする方法には、さまざまなものがあります。

いずれの方法も内装全体にかかわってくるものなので、高い効果を上げようと思うと大掛かりな工事になりがちです。

工事の効果を上げるためには方法の選び方も大切ですが、施工の精度も非常に重要。

遮音対策の実績があり、丁寧に施工してくれる業者に工事をまかせましょう。

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